- Story -
リナ「先生、まだですか? そろそろ出かけないと帰りが夕方になっちゃいますよぉ。」
洞窟神殿の一件で診療代が払えなかったリナは、診療所で事務員として働いていた。
先生「そうなんですけど、私のお気に入りの日傘がねぇ。見当たらないのですのよぉ。う~ん…」
リナ「ところでこの鞄、いつもより重くないですか?」
先生「今日は山向こうの教会にお薬を納品する日ですからね。私の診療所がやっていけてるのはあのレイホープ教会のおかげですのよ。」
リナ「だったら尚更早く行かないと失礼じゃないですか。もうお日様が高くなってますよ。」
リナ「先生、まだですか? そろそろ出かけないと帰りが夕方になっちゃいますよぉ。」
洞窟神殿の一件で診療代が払えなかったリナは、診療所で事務員として働いていた。
先生「そうなんですけど、私のお気に入りの日傘がねぇ。見当たらないのですのよぉ。う~ん…」
リナ「ところでこの鞄、いつもより重くないですか?」
先生「今日は山向こうの教会にお薬を納品する日ですからね。私の診療所がやっていけてるのはあのレイホープ教会のおかげですのよ。」
リナ「だったら尚更早く行かないと失礼じゃないですか。もうお日様が高くなってますよ。」
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- Story -
先生「さぁ、デザートのチェリーパイが温まりましたわよ。」
リナ「わぁ、良い香り。とっても美味しそうですねっ。」
先生「ふふっ、わたくし、チェリーパイには自信ありますのよ。今、お茶を入れますわね。」
リナ「はい。じゃぁ、私は切り分けますね。」
リナたちは無事に帰宅し、遅い夕食を済ませて食後の楽しいひとときを過ごしていた。
その時、診療所に近づく2人の男がいた。
ブッチ「痛たたた… アニキぃ… ちょっと… もう歩けないかも…」
マイク「確かこの村に診療所があるって聞いたんだが…」
マイク「ん? この看板… ここが診療所みたいだな。」
マイク「中から声が聞こえるな… よし、盗賊だとバレないように行儀良くするんだぞ。」
ブッチ「う、うん。わかったぁ。」
リナ「う… んん… あぁっ!」
先生「リナさん? どうなさった… あれまぁ…」
切り分けたパイが皿の上で無残にひっくり返り、リナの手がジャムまみれになっていた。
リナ「すいません… ナイフにくっついちゃって… 大丈夫です。これは私が食べますからっ。」
先生「あなた、剣の扱いはあんなにお上手ですのに、ナイフの扱いは… 酷いですのねぇ…」
リナ「あはは… いつもはこんなじゃ… あっ、誰か来てるみたいですよ。私が出ますねっ!」
誰かがドアを叩いている。リナはそそくさと診療所の入り口へ向かった。
マイク「おい誰かいるかっ! 怪我したんだけど見てくんねぇかっ! おーいっ!」
リナ「はぁい。ちょっと待って下さいね。今開けまぁす。」
先生「さぁ、デザートのチェリーパイが温まりましたわよ。」
リナ「わぁ、良い香り。とっても美味しそうですねっ。」
先生「ふふっ、わたくし、チェリーパイには自信ありますのよ。今、お茶を入れますわね。」
リナ「はい。じゃぁ、私は切り分けますね。」
リナたちは無事に帰宅し、遅い夕食を済ませて食後の楽しいひとときを過ごしていた。
その時、診療所に近づく2人の男がいた。
ブッチ「痛たたた… アニキぃ… ちょっと… もう歩けないかも…」
マイク「確かこの村に診療所があるって聞いたんだが…」
マイク「ん? この看板… ここが診療所みたいだな。」
マイク「中から声が聞こえるな… よし、盗賊だとバレないように行儀良くするんだぞ。」
ブッチ「う、うん。わかったぁ。」
リナ「う… んん… あぁっ!」
先生「リナさん? どうなさった… あれまぁ…」
切り分けたパイが皿の上で無残にひっくり返り、リナの手がジャムまみれになっていた。
リナ「すいません… ナイフにくっついちゃって… 大丈夫です。これは私が食べますからっ。」
先生「あなた、剣の扱いはあんなにお上手ですのに、ナイフの扱いは… 酷いですのねぇ…」
リナ「あはは… いつもはこんなじゃ… あっ、誰か来てるみたいですよ。私が出ますねっ!」
誰かがドアを叩いている。リナはそそくさと診療所の入り口へ向かった。
マイク「おい誰かいるかっ! 怪我したんだけど見てくんねぇかっ! おーいっ!」
リナ「はぁい。ちょっと待って下さいね。今開けまぁす。」