- Story -
リナ「さぁっ! それ以上怪我をしたくないならすぐに立ち去りなさいっ!」

瞬時に2人の暴漢を動けなくした上に、彼らを一喝するリナを呆然と見上げる先生。

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先生(…え? 一体何が起こってますの…?)

日頃大人しいリナからは想像もつかない姿に先生は驚いていた。

大男「アニキぃ… この子… 知ってるの?」

盗賊たちがコソコソと話している。

男「知らねぇよ… だが、コイツの動きはただの小娘じゃねぇ…」

リナの気迫に盗賊たちはジリジリと後ずさりを始めたかと思うと、慌てふためいて立ち上がった。

男「チクショウ! おいっ、ズラかるぞっ!」

大男「あ、アニキちょっと待って… 痛い痛い… 痛いよぉ…」

盗賊たちはヨタヨタと森の奥へ消えて行った。




リナ「……」

リナ「ふぅ… 行った… みたいですね…」

リナは先生に向き直ると、はだけた白衣のボタンを留め始めた。

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リナ「ごめんなさい先生… 私がもっと注意していればこんなことには…」

先生「はぁ…」

今にも泣き出しそうなリナの声に先生もようやく落ち着きを取り戻した。

先生「大丈夫。これくらい何でもありませんわよ。あなたがいて下さって良かったわ。」

先生「ところでリナさん… あ、あなたそんなに凄い剣士様でしたの…」

リナ「えっ? いや、あの… 三連覇は… 地方予選の話です… あはは…」

リナ「お父様が本戦へ出させて下さらなくて… あ、それより…」

先生「ど、どうされましたの?」

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リナ「あのぉ… こ… これ… 折っちゃいました…」

先生の日傘はポッキリと折れていた。

しかし、先ほどまでとは違って、普段通りの優しそうなリナに先生は安心した。

先生「そんな日傘なんてどうだって… あっ! そうですわっっ!」

先生「リナさんお腹っ! お腹を見せなさいっ!」

リナ「え? あぁ、これぐらい平気ですよ。」

先生「何言ってますのっ! あなたは私の患者なのですよ。お見せなさいっ!」

リナ「いえ、本当に大丈…」

先生「はやくっっ!」

リナ「はっ、はい…」

リナはシャツをまくり上げて腹部を先生に見せた。

先生「もっとしっかり見せなさい。」

そう言うと先生は強引にリナのスカートをずり下げた。

グイッ
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リナ「ちょっと… 先生っ!」

先生「ふむふむ…」

全体がうっすらと赤く腫れている。先生はそっと腹部を触診し、異常な痛みがないかを確認した。

先生「よかった… 少し内出血がありますけど、大丈夫そうですわね。」

先生「でも念のために… あ、聴診器がありませんわね。まぁいいでしょう。ほら、じっとして。」

リナの腹部にそっと耳を当てる先生。





グギュルルルゥゥゥゥ~……

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先生「……」

リナ「えっ!? キャァァァッ! やだぁぁぁっ!」

空腹の大きな腹音が鳴り響き、リナが飛び上がるように背を向けた。

先生「うふふふ、私たち、まだ晩ご飯を食べてませんでしたわね。」

リナ「うぅ… 先生ったら…」

先生「さぁ、急いで帰ってお食事にしましょ。今朝焼いたチェリーパイもありますわよ。」

リナ「はい。ふふっ… 私、あのパイとっても楽しみにしてたんです。」

リナも普段通りの先生の様子に安心した。

そして2人は衣服を整えると再び夜の森を家路についた。




先生「リナさん、わたくしもうオバケなんか怖くありませんわ。」

先ほどとは一転して、ランタンを手にスタスタと前を歩く先生。

先生「本当に怖いのは人… ですわね。」

リナ「はい… でも… 信じたいですよね…」

つい最近、人の悪意で死にかけたリナには悲しい現実だった。
だが、恐ろしい目に遭ったばかりだというのに明るく振る舞ってくれる先生を見てリナは思った。

――この人は信じられる人だ。



先生「そうそう、日傘の代金はお給金から引かせていただきますわね。」

先生「それはお高かったですのよぉ。お給金の3日分ぐらいですわね~。」

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リナ「うぅ… 本当に人って怖いですよねぇ…」

先生「ですわねぇ。あぁ、怖い怖い。」




だが翌日、リナは先生から、もう治療代は完済されたと告げられ、診療所から笑顔で送り出された。
そして別れ際に手渡された袋には、多めの給金と薬草の束が入っていた。

おしまい。



お疲れ様です。これにて終了でございます。
茶番劇を繰り広げてしまって大変申し訳ございませんでした。(゚∀゚;A)

私としては結構楽しめて作れましたが、エロ系作家がキャラやストーリーで勝負して自滅するパターンに入りかけている自覚はあります。いつまでもこんなことを続けるつもりはありませんのでご安心下さい。時々やるだけです。(゚∀゚)ヒヒッ

でも、今回のストーリーのおかげでリナのキャラが随分立った気がします。デビューから3年経ってようやくキャラ付けがされた感じです。魔窟1のリナなんてキャラ設定がスカスカでしたからねー。(゚∀゚;A)

そして先生も完全にレギュラー入りした模様です。(゚∀゚;A) ただ、もう今さら名前を付けられないので「メガネ先生」のまま突き進みます。その方が主役にしたりバックストーリーを考える手間が省けると思いますし、これ以上の余計な設定は無用でしょう。スポ根ドラマに登場する食堂のおばちゃん的なポジションがいいです。

ちなみに、手元の年表メモによるとリナはこの4ヶ月後に魔窟で殉職となりますので、メガネ先生との再会は無さそうです。(゚∀゚;A) 私のことですのでもう一回絡ませたりする可能性はありそうですけど。(・∀・)



This is simple translation in simple Japanese. (゚A゚;)

- Rina of clerk in clinic(Final episode) : Heads for home. -
-Story-

Rina says : You must leave if you do not want to injure more!

Doctor was perplexed to Rina who had immediately knocked down thieves.

[Image 1]
Doctor think : "What happened...?"

Rina is always gentle. The Doctor was surprised at Rina that scolded thieves.

Thief B whispers : Hey... Do you know her?

Thief A whispers : No... I don't know... However, her movement is not a general person.

Thieves are scared to her power. And, thieves stood up panicking.

Thief A says : Shit!! Hey, Let's run away!
Thief B says : Hey , hey... Just hold on a minute... Ouch... oww...

Injured thieves left for the depths of a forest while making it to the pain.


Rina says : ......

Rina says : Phew... They seem to have left...

Rina squatted down quietly in front of Doctor.
Rina began to mend the button of Doctor's clothes.

[Image 2_
Rina says : I am sorry... If I was watching it more, you might not have dangerously encountered it.

Doctor who heard the voice over which Rina seemed to cry became calm.

Doctor : No problem. I do unabashedly. I survived thanks to you. I wish to express my gratitude to you.

Doctor : By the way... I did not know that you were such a strong swordman.

Rina says : I confess... I said that my three successive victories. However, it is a local qualifying tournament. Hahaha...

Rina says : My father did not permit me to participate in the final tournament... Above and beyond this...

Doctor says : What?

[Image 3]
Rina says : I... I... I have destroyed this...

Doctor's parasol was broken. Because Rina returned to usually the same appearance, Doctor was relieved.

Doctor says : You may not worry about my parasol... Oh! I recalled it!

Doctor says : Hey, Rina! Belly! Show me your belly!

Rina says : No, no, It's okay. I am fine.

Doctor says : Do as I say. You are my patient. Show me your belly! NOW!!

Rina says : Ye... Yes, sir!!

Rina raised the shirt and showed Doctor her belly.

Doctor says : Show it more firmly.

She lowered the skirt of Rina only a little.

[Image 4]
Rina says : Doctor! Please wait...

Doctor says : Nmmmm...

Her belly has reddened a little. She examined it gently touching the belly of Rina.

Doctor says : It seems to be no problem though there is a little internal bleeding.
Doctor says : The sound of your belly is heard by way of precaution. I'm sorry there is no stethoscope now.

Doctor says : Please, Be quiet... nmm...

She brought her ear close to the belly of Rina.

Grooooooooooowl...
[Image 5]
Doctor says : ......

Rina says : What!? Ahhhh! Noooooooooo!!

Hungry was sounded with the belly of Rina and it sounded.
Rina has parted from her panicking.

Doctor says : Hehehe... We had not eaten supper yet.

Rina says : Doctor... Go easy on me...

Doctor says : Now, and let's return to our clinic in a hurry and eat supper. There is a cherry pie made this morning, too.

Rina says : Hehe... I was looking forward very much.

Rina was relieved at the same state as Doctor usual.
They dressed properly. And, it began to walk toward the clinic.




Doctor says : Rina, I do not scare the ghost any longer.

Her attitude is different from a little while ago. She is walking gracefully with the lantern.

Doctor says : I think that really frightening existence is... human.

Rina says : Yes... However... I want to believe...

Rina was cheated by the black marketer and almost died the other day.
It was an unfortunate reality in Rina.


Rina made her encounter dangerous eyes tonight. However, she is behaved brightly and exists.
Rina thought her attitude to be glad.

Rina thought.

"Doctor is a person who can trust it."

Doctor says : Oh, by the way.

Doctor says : The price of my parasol is subtracted from your salary.
Doctor says : The parasol was expensive. It is the same level as your salary on the third.

[Image 6]
Rina says : Uuu... I think that really frightening existence is... human, too

Doctor says : me, too... It is scary..




However, the next day.
She reported the diagnosis and treatment fee of Rina to have been paid off.
The debt of Rina disappeared. And, she gave Rina the salary and the medical herb of several days and liberated it from the work of the clinic.

Rina returned to the duty as the hunter again.

= END =
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コメント
この記事へのコメント
(´;ω;`)ブワッ
ええ先生やあ。(´;ω;`)ブワッ
 
しかし、四ヵ月後に殉職って・・・
ムゥ(。-`ω´-)y-~
 
きっと、魔族を従えてパワーアップするに違いあるまし!
( ✧Д✧)クワッ
 
キャラの魅力やストーリーは、結構いけてますよ♪
また、続編を楽しみにしてます♪
(´◕ω◕`)b
2015/08/01(土) | URL | へぼっち [ 編集] #Ayc/EPBQ


Re:へぼっち様へ
Pixivとダブルコメントありがとうございます!\(*^^*)/

キャラの魅力やストーリーを褒めて下さってありがとうございます。
結構ドキドキしながらやってますので凄く嬉しいです。m(_ _)m

先生は最後に良いとこ見せてくれましたねー。
何だかんだと医療従事者は慈愛に満ちているのでしょうねぇ。
魔物や野郎はゲス揃いですのでせめて女子はみんな良い人であってほしいのです。
(そして酷い目に遭ってほし…(@д@)ゲフンゲフンッ)

リナの復活はまだまだ先の話なので私にもまだ分かりません。ストーリー上ではセリアが救出に向かっていますが、今のところ明るい未来はまだ見えておりませんし、ブログでもストーリーがすぐ迷走しまうもので…(゚∀゚;A) 個人的にはさっさと救出してもらわないとリナもセリアも縛りが多すぎてやりにくい!('A`)
2015/08/01(土) | URL | マキシモ [ 編集] #SGu2SoTg


ああ勘違いw
ピクシヴで絵だけ先に見たもんで、せんせがリナの腹筋に惚れたんだとばかり… いやあ、ヒトの煩悩はいかんともしがたいものですなあははは☆ 一枚目のセンセのちらり胸がそそります♫ どうしようw
2015/08/02(日) | URL | kuro [ 編集] #-


Re:Kuro様へ
コメントありがとうございます!(・∀・)
そうか、Pixivで先に画を見てから来られる人って多そうなのに、そういうことは全く考えておりませんでした。それはそれで面白そうで良いですね。もしかすると、どこかの誰かの脳内で凄いアナザーストーリーが展開されていたりするのだろうか。私にも見せて欲しいなぁ…(゚д゚)

先生のチラリ胸は私も満足しております。なんだか偶然フジコちゃんみたいなスリットの入り方になって「おぉっ!」ってなりました。コチョコチョしたい…(゚∀゚)ウヘヘ
2015/08/02(日) | URL | マキシモ [ 編集] #SGu2SoTg


殉職しちゃうの確定なんですか!?

でも復活しないかなあ
2015/08/03(月) | URL | CANDY [ 編集] #-


Re:CANDY様へ
コメントありがとうございます!(・∀・)
残念ながらストーリー的にリナは魔窟2で死んでいるのですよね。魔窟3の登場人物紹介でもリナは死亡扱いになっています。一応、ファンタジー設定と言えども蘇生魔法なんかは禁じ手だと考えてますので、死んだキャラを安易に生き返らせたりはしない予定です。

ただ、もしかしたらリナは生きているんじゃないかと思わせるのが魔窟3のメインテーマでしたので、次の魔窟4(完結編)で色々判明すると思います。(゚∀゚;A)

まぁ、ストーリーはエロシーンのために考えたオマケですので、単純明快な話になってます。エロい画以外を作ることはなるべく避けたいもので…(゚∀゚;A)ハハハ
2015/08/03(月) | URL | マキシモ [ 編集] #SGu2SoTg


Update! ヾ(・ω・`。)
This update is good comedy relief.

The internal bleeding is just simple hunger, and a parasol that costs the same as a salary! (´艸`〃)

(。・ω・)ノ゙ Thanks for the translation, and good luck on your future updates!
2015/08/06(木) | URL | Akira錐生 [ 編集] #FF3H9HIM


Re:Akira錐生様へ
Always thank you for your comment.
I am very glad.\(*^^*)/

Hehehe, She will never part with the sword in the future. (゚∀゚;A)

ははは、今後彼女は常に剣を手放さないでしょうねぇ。(゚∀゚;A)

2015/08/06(木) | URL | マキシモ [ 編集] #SGu2SoTg


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