- Story -(※切断表現があります)
セリアはアニーの目を睨みながら足元に置いてあったリナの剣をゆっくりと拾い上げた。

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セリア「お前… ハンターだよな。自分がやってること分かってんのか?」

セリア「お前はそのオークに操られてるんだよ。その人はお前の知り合いなんだろう?」

アニー「……」

鎧の女はセリアの目を睨みながらゆっくりと戦斧を構えた。

セリア(チッ… そう簡単に正気に戻せるわけないか…)

アニー「その剣を捨てろ。今なら命だけは助けてやろう。」

セリア「へぇ… 私もそのオークに貢ぐつもり?」

セリア「武器を捨てるのはお前の方だよ。私が誰だか分かってる?」

アニー「……」

セリアはアニーに剣を向けると、ハッタリ勝負に出た。

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セリア「私はセリア・フィッシャー。ちっとは名の知れた殺人鬼ってヤツなんだけどさ。」

アニー「……」

アニーの目つきが変わった。オークは奥でオドオドしている。

セリア「どうやら私を知ってるみたいだな。へへっ、死にたくないならその人を渡してもらおうじゃない。」

アニー「……」

セリア「もし私の邪魔をするならお前もオークと一緒に死んでもらうわ。」

セリアは揺さぶりをかけたつもりだったが、陳腐な脅しに鎧の女は眉一つ動かさない。そして背後からインクの小さな声が聞こえた。

インク「無理無理っ、コイツ動かねぇぞぉ…」

セリア(クソッ、リナったらゾンビになっても頑固なんだから… こうなったら魔力開放でアイツを奥へ突き飛ばして、そのままオークをボコるしかないわね。上手く気絶でもしてくれればいいんだけど…)

セリアは改めて剣を構えて一歩前に出た。まずは剣で斬りかかって相手に受け止めさせ、その瞬間魔力開放をして突き飛ばすのだ。

セリア「フンッ、オークの手下に何を言っても無駄みたいだな。」

セリア「この剣でお前を切り裂…」

アニー「話が長い…」

鎧の女が踏み出したかと思うと素早くセリアの右側へ回り込んだ。

セリア「くっ!」


ドシュッッ!
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セリア「っ!!」

目の前に戦斧の影が見えた瞬間、剣を握った右腕が宙を舞っていた。


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セリア「ぐわぁぁぁっ!!」

一瞬の出来事にセリアには何が起こったのか分からなかった。

右腕に焼けるような激しい痛みが走り、鮮血が吹き出す。思わずその場に倒れ込んで悶絶するセリア。
アニーは何事もなかったようにセリアの前に立ち、冷たい目で見下ろした。

アニー「戦うなら喋ってないですぐに動け。」


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インク「はわわわっ、アイツ一撃でやられやがったっ! どうしよっ! 絶対ヤバいぞあれっ!」

リナ「フーッ… フーッ…」

リナの身体がワナワナと震え、邪悪な気に包まれていく。


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セリア「クッソォォォォッ! うっぐぅぅぅ…」

アニーの実力を見誤ってしまった。重装備とは思えない斬り込みの速さはセリアの予想を遙かに超えていた。激痛で魔力開放するための意識集中が出来ない。セリアは必死に腕をかばって這いながら後ずさった。

アニー「どんなアバズレでもノロマの子を孕ませてやっていいと思ったが…」

セリア「だっ、誰がオークの子なんか孕むかよっ このクソがっ!」

アニー「セリア・フィッシャー、貴様のような極悪人を生かしてはおけない。」

セリア「ハァ、ハァ… 私が極悪人なら… テメェは何様だよっ! テメェは今何してたっ?!」

アニー「……」

アニーの表情が僅かに曇り、セリアから目をそらした。

ノロマ「ふいぃ… アニぃ、よくやったブヒ。オデの命を狙ったその女は許せないブヒッ! さっさと殺すブヒよっ!」

岩陰からのっそりと出てきたノロマの言葉にアニーは再びセリアを睨み付け、戦斧を突きつけた。

アニー「貴様の首に懸かった賞金で大勢の戦災孤児たちを救うことが出来るよ。せめて潔く死んで人の役に立て。」

セリア「くっ…」


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先生「ダメですわアニーさんっ!」

突然、先生がセリアに覆い被さり、身を挺してアニーを制止した。

先生「わたくしの目の前で人殺しはさせませんっ!」

アニー「……」

先生「貴女はこんな惨いことを出来る方ではありませんわっ!」
先生「もしこの方を殺すと仰るのならわたくしも殺して下さいっ!」

ノロマに犯されて放心状態かと思われた先生が飛び出してきたことにアニーは驚いた。
しかし、先生の言葉も行動も、今のアニーには伝わらない。

アニー「先生… 悪いがその女は死んで当然のヤツなんだ。」

アニー「さぁ、大人しくそこをどいてノロマのところへ… んっ?」

奥の岩陰に何者かの気配がした。


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魔獣リナ「キシャァァァァッ!!」

アニー「っ!!」



とうとうセリアがやらかしました。やってしまいました…(゚∀゚;A)ヒクワー

実は今回のストーリーはメインストーリーの一部でして、
セリアの大怪我も当初から予定していたことです。
一応、それなりに血糊は必要かなーと出血表現を入れたところ、
思いのほかグロいシーンになったのでPixivではR-18G指定になっております(゚∀゚;A)

利き腕を失うなんて女盗賊として最悪の事態ですが、先生を主役にするからには、
医者らしい大活躍もさせたいなと考えまして、受診歴のないセリアが犠牲となりました。
ただ、エロを楽しめないような痛々しい雰囲気にはしたくないので、
そこは先生がゴッドハンドで何とかしてくれるはずですっ(゚д゚)

なお、奇襲失敗&瞬殺のセリアに代わって魔リナが乱入しましたので、
2ラウンド目はアニーvs魔リナのカードをお届けします。

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コメント
この記事へのコメント
うっそぉ━∑(-`Д´-;)━ん!!
セリアちゃんの右腕が、切り落とされたあ!(´;ω;`)ブワッ
 
そして魔獣化したリナちゃん乱入!゚+。゚(ノ`・Д・)ノオォオォ゚。+゚
 
とっさに間に飛び込むメガネ先生!
予想外の展開に、次回が楽しみです♪+(0゚・∀・) +ワクテカ+
 
ちなみに、私の知る限り・・・
いくら鋭利な刃物で切断されたといえ、右腕を引っ付けるのは・・・
ブラックジャックでもなければ、無理!(*〇⌓〇)デッスワ・・・
 
ムゥ(。-`ω´-)y-~・・・
 
クワッ!(。〇ω〇)y-~インク君なら出来るかも!
2018/10/21(日) | URL | へぼっち [ 編集] #Ayc/EPBQ


はてさて読めなくなって来ました
リナが本気出したらどうなるかも判らなければ、こんな時のアニーたんの実力も知らないので、ここは素直に次の展開を待つことに致します。先生の乱入も良いインパクトでしたが、さて残るインクに何か出来ることないのかな~出番持ってかれちゃうぞーw
2018/10/21(日) | URL | kuro [ 編集] #-


Re:へぼっち様へ
Pixivとダブルコメントありがとうございます!(・∀・)

手こずりそうなシーンなので早めに取りかかったら
意外とすんなり出来て高速更新となりました。
でも、次回更新はいつものペースだと思います(゚∀゚;A)

セリア腕切断は思い切ってしまいました。
切断された腕は例え接合したとしても腱や神経まで戻る可能性は低いのですが、
ゾンビがヒロインやってるような世界観ですからね~(゚∀゚;A)ハハハハ

インクの出番はちゃんと残っておりますので今しばらくお待ち下さい(´ー`* )
2018/10/22(月) | URL | マキシモ [ 編集] #SGu2SoTg


Re:kuro様へ
コメントありがとうございます!(・∀・)

アニーvs魔リナは双方の強さを表現しないといけないので
どうしたもんかと悩み中です。
ここまでお膳立てしておいてまだ1枚も作ってない…(゚∀゚;A)

いざとなれば
カキーンッ、カキーンッ、シュババババ、ドゴォッ
てな具合に大半をテキストで済ませてしまうことも検討中(゚∀゚;A)
2018/10/22(月) | URL | マキシモ [ 編集] #SGu2SoTg


おおっ! 更新が早い!!
情けないことに何日も気付かずにおりました……(´-` )

完全なバトル展開に突入しましたね。
そして何気に登場人物全員キャラが立ってていいですねぇ!(゚∀゚)
どうなるか楽しみですb

しかしセリアさんの利き腕切断とは中々に思い切りましたね……。
とはいえ魔獣と淫獣とゾンビが一つの体を共有してる世界観ですし、なんとかなるだろ感はありますねwww
2018/10/25(木) | URL | 二万マイル [ 編集] #-


Re:二万マイル様へ
コメントありがとうございます!(・∀・)

あはは、年に1度ぐらいはこういう高速更新があるのですw

バトル展開の方は年に1度もないレア展開なので、これはこれでお楽しみ頂ければ嬉しいです。
すべては今後のエロシーンのためです!(*´д`*)

セリアの腕は思い切ってしまいました(゚∀゚;A)
仰るように相棒がゾンビや魔物という世界観だし大丈夫かなと。

でも、回復魔法でパァァァっと治るインスタントな世界は緊張感がないので、
魔法はあくまで奇跡レベルであって、お医者さんが貴重な人材な世界観です。
女医やナースがいない世界なんてとんでもないことですからね(゚д゚)
2018/10/25(木) | URL | マキシモ [ 編集] #SGu2SoTg


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