- Story -
穀物倉庫の扉がそっと開き、そして再びゆっくりと閉められた。水浴びへ出かけてから3時間。ようやくセリアが戻って来た。

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セリア「……」
セリア「おい…… インプ…… まだそこにいるの……?」

暗闇の中でインプの樽に小声で話しかけるセリア。

インプ「キィッ! 遅いっ!」

樽がゴトゴトと揺れ動いた。インプは樽の中でひたすら待ち続けていたらしい。あまりにも律儀なインプにセリアは落胆した。

セリア「もう……、アンタそれでも魔物なの? そんなところさっさと抜け出して何処かへ行っちゃいなさいよ。バカじゃないの。」

インプ「オマエを置いて行くわけないだろっ! 今日は大人しく言うことを聞いてやったがな。今度やったらお仕置きしてやるからなっ! ムキキィッ!」

インプ「だから早く出して。」

セリア「はいはい。」

無造作に樽の蓋が開けられインプが顔を出すと、セリアは革袋から食料を取り出していた。

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インプ「オマエそれ……」

セリア「ん? 折角だし、ちょっと村まで行ってさ、食料を…… その…… 拾ってきた。」

インプ「ケケッ! やるじゃん!」


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セリア「へへへ。ほら、リンゴやるよ。」

インプ「サンキュー」

これはセリアたちにとって3日ぶりのまともな食事だった。

やがてセリアは固いパンを頬張りながら村の様子を語り出した。

セリア「今日、村の娘が近くの洞窟で魔物にさらわれたらしくってさ。村長の家にみんな集まって話し合いをしてたわ。誰かが自警団や軍隊を呼びに行ってるらしいけど、すぐに動いてくれるわけないでしょうね。さっさと村人総出で救出に行けばいいのに腰抜けばっかり。あんなことしてちゃ娘は助からないわね。」

インプ「ウマイウマイ。」

インプはセリアの話を聞いているのかいないのか、リンゴを夢中で食べている。

セリア「そうだ…… 私の手配書がもうここにも回ってきてたわ。それが凄いの。私がアンタを助けるために自警団を襲撃したことになってたのよ。笑っちゃうわね。」

そう言いながらワインをがぶ飲みするセリアの目は笑ってはいなかった。このままでは身に覚えのない罪がどんどん増えていく。早く何とかしなければいけない。

ワイン瓶が床にドンと置かれた。すでに中身は半分にまで減っている。

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セリア「だから娘さんには悪いけど…… 今の私に人助けをしている余裕はないわ……」

セリア「あれは村の人たちで何とかする問題よ。私はさっさと猫魔団の首領をとっ捕まえて無実を証明しなきゃ。いつまでも逃げ回ってるわけにもいかないし…… そうでしょ?」

セリアは無意識にインプに同意を求めていた。しかし、インプは相変わらずリンゴに夢中で返事をしない。

セリア「……」

セリア「よっし。じゃぁ、さっさと食べて寝るわよっ。万が一自警団が来ても大丈夫なように明日は朝一番でここを発つからね。」


インプ「おい、ちょっと待てっ! 大事なことを忘れてるぜっ!」


ギクリとするセリア。もちろん、インプが言いたいことは重々承知している。何とかごまかさなければ……

セリア「えぇ、えっと…… あ、そ、そうだ! そう言えばアンタ何か言ってたわよね。確かインプじゃないとか何とか……」

セリアはガツガツとパンにかじりつき、ワインで流し込み始めた。

インプ「そうだっ! やっと聞く気になったか。オレ様はインプじゃないぜ。あんな下っ端と一緒にされちゃ迷惑な話だぜ。」

セリア「へぇ、もひかしてアンタ…… ハグハグ…… すごく強い魔物だったり…… モグモグ…… しちゃうの? ゴクゴク…… 魔界の王子様とか? ……ゴクン、あー、ステキだわー。」

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インプ「オマエ、バカにしてるだろっ! オレ様はな……」

セリア「ふんふん。モグモグ……」

インプ「オレ様はインキュバスだ。」

セリア「インク…… インキュウ…… ん~、 何それ。ゴクゴク……」

インプ「“インキュバス”だ。魔物よりもずっと神に近い存在で、オマエら人間とは比べものにならない尊い存在なんだぜ。オレ様を信仰の対象にしている地方だってあるぐらいだからな。フフフ。」

セリア「ふーん。げふっ……」

インプ「とにかくオレ様をインプと呼ぶなよ。インキュバス様と呼べ。」

セリア「えぇ? インキ…… インキュ…… インクでいいわ。」

セリア「よしっ、食った食ったっ! 明日は早いからもう寝るわねっ。おやすみ、インク様。」

インクに背を向けて横になるセリア。

インク「キィッ! やっぱりバカにしてるだろっ! まぁいい。そんなことより約束だ。何が何でも約束を守ってもらうぜぇぇぇ。キーキキキキッ! クエックエッ!」

飛び跳ねて奇声をあげ続けるインク。

これは大人しく寝かせてもらえそうもない。何とか上手くごまかして納得させなければ。セリアは起き上がってインクを睨み付けた。

セリア「あーもうっ! わかったわよっ! 何よっ! 何すればいいのよっ!」

インク「ヤレヤレ、やっと本題に入れるな。いいか、オマエは今からオレ様に大人しく抱かれるんだ! そんでもって感じて! イって! 淫らな精気を吸わせるんだ! これから毎晩だぞっ!」

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セリア「うわぁ…… ハッキリ言ってくれるわね。アンタ最低だわ。でも私が大人しく言うことを聞くと思ってるわけ?」

インク「オレ様が精気を吸えずに死んでしまえばオマエも死ぬわけだからな。オマエはいつまでも拒んでられないぜ。それにオマエだって魔力が欲しいだろう? オレ様に精気を吸わせなければ魔力は補充されないってのは覚えてるよな? ケケケ。」

これはインクの言うとおりだ。当然ながら痛いところを突いてくる。

セリア「くっ…… わかったわよ。とりあえず、どうやって精気を吸うのか詳しく教えてもらおうじゃないのっ! ったく……」

セリアは2本目のワインの栓を引き抜き、豪快にゴクゴクと飲み始めた。もはや呑まずにはいられない。

インク「クケッ! なぁに、簡単なことさ。」

インクは説明を始めた。

精気はセリアの性的快感によって分泌される体液からのみ摂取することができ、そしてセリアはインクに精気を吸われることによってインクから魔力を吸収する。また、性的快感が強まれば強まるほど精力の濃度は高くなり、セリアの魔力も高まることになる。ただし、インキュバスは生贄の者の同意なく強引に犯すことはできないらしい。セリアにとってはそれだけが唯一の救いだった。

セリア「フンッ…… 」

セリアはワインをグビグビと飲み干し、空瓶を壁に投げつけた。砕けたガラスが飛び散る。

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セリア「フゥ…… アタシ酔っぱらったわよ…… 勢いでアンタを殺しちゃうかも…… それでも私を抱くつもり?」

インク「ケケケ、団長にもそんな脅しをしてたよな。オマエにオレは殺せないさ。ほれ、さっさと脱いでそこに寝っ転がりな。」

インク「そんでもってこう言うんだ。“私の純潔を捧げます”ってな。」

セリア「はっ! 何言ってくれてんの! 冗談じゃないわっ!」

セリア「でも、約束を破るのは私の信条に反するのよねぇ……」

セリア「う~ん…… アンタには借りもあるしなぁ……」

ブツブツ言いながら考え込むセリア。そしてしばらく考えた後、突然セリアは防具を手早く脱ぎ捨て、覚悟を決めたかのよう立ち上がった。

セリア「わかったわ。純潔は捧げないけど、約束はキッチリ守ってあげる。」

そう言うとセリアはインクをそっと抱き上げた。

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セリア「ま、毎日こんなことをするわけじゃないからな。」

インク「ふっ、毎日してほしいって言わせ…… うわっ、酒くさっ!」

セリアとインクの長い夜が始まった。



すいません、今回はエロ無しで会話ばかりの解説回になってしまいました。むしろコントですね。(><;)

CG集で暴れすぎた反動なのか、エロでもピンチでもない日常っぽい絵が作ってみたくなったのです。とは言え、こんなのを続けるのはどうかと思いましたので、頑張ってエロシーン直前まで進めました。(゚ω゚;A)

でもちょっと画面が暗すぎたかな? 暗いけどハッキリ見えるようなライティングはどうしたらいいのかなぁ……。それはともかく、これで心置きなくエロシーンへ突入できます。(´ー`* )

インプの正体はインキュバスでした。名前はインクになります。何回名前変わるんじゃ。(・д・) インキュバスがどのような魔物かはここを見ている方には説明無用な気もいたします。精気を吸うのも、所謂“エナジードレイン”なわけですね。ただ、作者が作者ですので、色々とエロい特殊能力を持っているに違いありません。(゚∀゚)

ただ、このまま二人がラブラブするだけではヒロピン度がゼロです。だからセリアにはちょっぴりお仕置き的なピンチに遭ってもらおうと思っております。ヽ(*゚ー゚*)ノ

あと、さらわれた村娘の件については、こういう事件が日常茶飯事な世界観ということで入れてみました。あとは、翌朝早く出立しなければならない状況を作っただけです。村娘ちゃんのフィギュアが作れたら何か絡めるかもしれませんが……。(゚ω゚;A)



This is simple translation in simple Japanese. (゚A゚;)

The passage of three hours did. She returned.
Cellia says: Are you still there?
Imp Says. It is here.
Cellia says: You are a monster. Why do not you run away?
Imp Says. I do not run away. You are my belongings.
Imp Says. Do not confine me again. I am angry.
Cellia says: It has understood.

Cellia says: I went to the village. Food was picked up.
Imp says: Did you really pick it up?
Cellia says: hehehe.
Cellia smiled.
Imp says: hehehe.
Imp also smiled.

She was meal after an interval of 3days.

She explains the appearance of the village.
The woman in the village was kidnapped by the monster.
The vigilance committee or military forces will come in several days.
It takes time too much.
She might not survive.

Imp says: Do not you go to help?

Cellia says: I am put on the wanted list. It is not possible to go to help.

Cellia says: When we come tomorrow morning, we leave here.
Imp says: Really?

Cellia says: I sleep at once when I end meal.

Imp says: It is useless. You should make love to me tonight.

Cellia says: We will refuse.

Imp says: I need your ecstasy energy . I am hungry. You also die when I die.
Imp Says: and... I am "Incubus"! not Imp! OK?

Cellia says:Ink,,, Inqb... what? Your name is made "Ink"! OK?

Ink says: OK!
Ink says: And... you should make love to me tonight... Tonight!

Cellia says:nmmmmm.... I... I know...

Cellia began to drink wine mightily.

Cellia says:Okey! I got drunk. You might be killed by me. Are you OK?

Ink says: You cannot kill me. Give up, sleep there in nakedness, and roll.

She thought for a while.
She flashed something.

She took off the protector and lifted Ink.

Cellia says: It is not every day. It is special tonight.
Ink says: I make it say that it will want you to hold every... OH! Your breath smells of alcohol!(><;)

The night when Cellia and Ink were long started.
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2013/12/21(土) | | [ 編集] #


コメントありがとうございます!(^^ )
コメント非公開様へ
コメントありがとうございます。
インキュバスについては、バランスを取ったとか風評被害対策(・_・)?とか、そんな深い意味はないです。意思の疎通が出来てエロいことを考えてそうな魔物と言えばコイツぐらいしか思い付かなかっただけですね。私の中のインプはもっと知性が低くて単細胞な魔物なんですよねー。

非エロ回をメリハリだと受け止めてもらえて嬉しいです。かと言ってストーリー重視の硬派路線へ走るような勘違いはしませんのでご安心下さい。またすぐにお下劣なエロ路線へ回帰することでしょう。(゚∀゚)ハッハッハ
2013/12/21(土) | URL | マキシモ [ 編集] #SGu2SoTg


インク可愛い(*´`)
生贄の者の同意なく強引に犯すことはできないらしいという設定は、よく考えていると思いますよ。
インクに強引にヤられるのではなく、恥らいながら自分からというシチュになりそうで、非常に楽しみです。
でもセリアって結構酒豪だなぁ。今度勝負してみたいですね。(>_<)
2013/12/22(日) | URL | なかカジ [ 編集] #-


(。>ω<)ノ Update~
( ^_^)/ Hello マキシモ! Excellent update.

Lovely couple~ They kind of look like a family.

Ohh, so Imp-san is a incubus, but also called Ink by Cellia (・ω・)

Alcohol + Cellia = Best Combo. lol o(^▽^)o

Ink is a very lucky incubus to have Cellia as a source of sexual ecstasy!

(。・ω・)ノ゙ Thanks, and good luck on your future updates!




2013/12/22(日) | URL | Akira錐生 [ 編集] #FF3H9HIM


コメントありがとうございます!(゚∀゚)
なかカジ様へ
コメントありがとうございます。
二人の関係をギスギスさせないために考えた「本番は要同意」という設定なのですが、ストーリー的に色々好都合になって我ながら気に入っております。どういう状況でセリアがインクに同意するのかが楽しみです。って、作るのは私だからうまく盛り上げないとなぁ。(゚A゚;) とりあえず今回のエピソードはインク無双の予定です。(*´ο`*)

私は下戸なのでよくわからないのですが、飲める人はこれぐらい飲みますよね?私ならワインなんてテイストで撃沈だなぁ。(・A・;)
2013/12/22(日) | URL | マキシモ [ 編集] #SGu2SoTg


コメントありがとうございます!(*´ο`*)
Re:Akira錐生 様
Always thank you for writing the message.
I am very glad. \(*^^*)/

I cannot drink Alcohol. I envy Cellia. lol
Ink greatly takes an active part in this episode.
It will become a sexy story from next time.
To the enjoyment!\(*^^*)/
2013/12/22(日) | URL | マキシモ [ 編集] #SGu2SoTg


酔っぱらったセリアはインプの頭にゲロゲロゲローとか
2013/12/24(火) | URL | CANDY [ 編集] #-


のどかだなあ
この二人w
でもなんか、些細なきっかけで互いを認め合いそうな雰囲気も漂わせて、イイですねえ~
勿論、お仕置きが待っているので全然構わないんですがねw
2013/12/25(水) | URL | kuro [ 編集] #-


コメントありがとうございます!(´ー`* )
CANDY様へ
コメントありがとうございます。
ゲロゲロゲロって……エロシーン直前まで引っ張ってゲロエンドというのは……やってみたい!(゚∀゚) いずれどこかでゲロゲロさせてみたいですねー。そういう絵を作るかどうかはともかく、ストーリーとしてですけどね。困ったことにセリアって「オエー」とか似合いそうなんだものなぁ。(゚ω゚;A)

kuro様へ
コメントありがとうございます。
楽しんで頂けてるようで嬉しいです。(つд⊂) なんだかんだと仲良さそうな二人ですが、こう見えてインクはドエロいモンスターですから、次々回辺りから本性を現してくると思います。たぶん団長君よりも質が悪いヤツですよコイツ。(*゚ー゚*)フフフ でも、いずれ二人の間には熱い友情が芽生えます。何となくそんな気がいたします。かといってセリアは酷い目に遭わない、なんてことはありません。しっかり遭ってもらいます。(・д・)

それにしても、ただのエロ絵を貼る場所にするつもりが、いつの間にか創作ストーリーの発表の場になっていて、そのストーリーもどんどん大風呂敷を広げております。こんなことをしていて大丈夫なんだろうか。(゚ω゚;A)
2013/12/25(水) | URL | マキシモ [ 編集] #SGu2SoTg


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